ダイエットについて
本当にダイエットが必要ですか?
ダイエットをする前に、本当にダイエットが必要かどうか、BMI(ボディマス指数)や標準体重、肥満度を調べることは大切ですね。私のように、標準体重をオーバーしてしまい、BMIや肥満度が標準以上の場合には身体のためにもダイエットは必要ですが、すべて標準ならば無理にダイエットなどしなくても、今の体重を維持していくことを考え生活することがベストではないでしょうか。
そもそもダイエットの本来の目的は、病気を予防し健康を保つことです。一時的に体重が減っても、リバウンドしては意味がないですし、誤ったダイエット法や無理なダイエット法によって、身体をこわしてしまっては大変です。大切なのは、ダイエットによって太りにくい健康的な生活習慣を身につけること。そして、各自のベスト体重を維持し、健康的に生活することではないでしょうか。
肥満について
肥満とは、身体に必要以上の脂肪がつくことです。ボディビルダーや重量挙げの選手などは、筋肉で体重が増えているので体重が多くても肥満ではありません。また、体重があまり多くなくても、体脂肪が多い場合は肥満と言えます。 肥満は色々な病気を引き起こす、「万病のもと」です。例えば、肥満によって引き起こされる病気は・・・糖尿病、高血圧症、高脂血症、脂肪肝、動脈硬化症、胆石症、睡眠時無呼吸症候群、癌などがあげられます。
BMI(ボディマス指数)を求めてみましょう。
BMI(ボディマス指数)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
理想のBMI(ボディマス指数)は男女とも22です。この値が22の時に一番病気にかかる率が低いことから、BMI(ボディマス指数)が22になる体重を理想体重としています。
●BMI(ボディマス指数)判定基準
【低体重(やせ)】 18.5未満
【普通体重】 18.5〜25未満
【肥満(1度)】 25〜30未満
【肥満(2度)】 30〜35未満
【肥満(3度)】 35〜40未満
【肥満(4度)】 40以上
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17.6以下(やせすぎ)
19.8以下(やせ気味)
22(理想体重)
24.2以上(過体重)
26.4以上(肥満)
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■例1(身長180cmで体重70kgの場合)
70÷1.8÷1.8=21.604・・・
BMI(ボディマス指数)は、「およそ21.6」で【普通体重】です。
■例2(身長180cmで体重100kgの場合)
100÷1.8÷1.8=30.864・・・
BMI(ボディマス指数)は、「およそ30.8」で【肥満(2度)】です。
標準体重を求めてみましょう。
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
肥満度を求めてみましょう。
肥満度(%)=(実測体重−標準体重)÷標準体重×100
●肥満度判定基準
【やせ】 -10%未満
【標準】 -10%以上+10%未満
【過体重(やや肥満)】 +10%以上+20%未満
【肥満】 +20%以上
■例1(身長160cmで体重58kgの場合)
まず身長から標準体重を計算します。
1.6×1.6×22=56.32kg
標準体重は「およそ56kg」となります。
次に肥満度を計算します。
(58−56)÷56×100=3.571・・・%
肥満度は、「およそ3.6%」で【標準】です。
■例2(身長160cmで体重48kgの場合)
まず身長から標準体重を計算します。
1.6×1.6×22=56.32kg
標準体重は「およそ56kg」となります。
次に肥満度を計算します。
(48−56)÷56×100=−14.285・・・%
肥満度は、「およそ−14%」で【やせ】です。
■例3(身長160cmで体重70kgの場合)
まず身長から標準体重を計算します。
1.6×1.6×22=56.32kg
標準体重は「およそ56kg」となります。
次に肥満度を計算します。
(70−56)÷56×100=25%
肥満度は、「25%」で【肥満】です。
体脂肪率と体脂肪の目安
体脂肪率とは、体重にしめる脂肪の重さの割合です。市販されている体脂肪計で、体内の脂肪状態を数値として知ることができます。あなたの体脂肪率はどのくらいでしょうか?
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●男性
15%未満⇒低い
15〜20%未満⇒適正
20〜25%未満⇒やや高い
25%以上⇒高い
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●女性
20%未満⇒低い
20〜25%未満 適正
25〜30%未満⇒やや高い
30%以上⇒高い
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BMI(ボディマス指数)と肥満度はどうだったでしょうか?
あなたは本当にダイエットが必要ですか?